参考になった方はぜひ次回より「サイエンスストック」で検索ください。現役プロ講師が1000名以上の個別指導で蓄積した化学の勉強法のノウハウを公開

【3分でわかる】ろ過の仕方と実験の方法および注意点を動画付きで解説

ろ過の図

ろ過の実験問題で出題されやすい、ろ過の仕方および注意点とその理由を問う問題の対策を図と動画を用いて具体的かつ丁寧に解説します。

ちなみに僕は10年以上にわたりプロとして個別指導で物理化学を教えてきました。

おかげさまで、個別指導で教えてきた生徒は1000名以上、東大京大国公立医学部合格実績は100名以上でして、目の前の生徒だけでなく、高校化学で困っている方の役に立てればと思い、これまでの経験をもとに化学の講義をまとめています。参考になれば幸いです。

ろ過とは

ろ過とはろ紙を用いて液体と固体の混合物から固体を分離する方法です。

例えば、

・泥水を綺麗な水にする。
⇒砂が水に溶けた泥水から砂をろ紙で取り除くことで綺麗な水になります。

・白濁した石灰水を透明な石灰水にする。
⇒白濁の原因はCa(OH)2の白色沈殿が原因なので、ろ紙でCa(OH)2の白色沈殿を取り除けば白濁が消えます。

ろ過の注意点

注意点は以下の通りです。

ろ過の図

① ろ過をする溶液は予め一定時間放置し固体を完全に沈殿させておきます。ろ液は上澄み液から入れます
その理由は、先に沈殿物がろ紙に付くとろ紙の目が塞がってしまいろ過にかかる時間が長くなってしまうからです。

② ろ液を漏斗に注ぐ際はガラス棒を伝わらせます
その理由は、ろ過する溶液が周囲に飛び跳ねないようにするためです。

③ ろ液を入れる際、ろ紙の8分目までしか入れてはいけません
その理由は、溢れるのを防ぐためです。

④ ろうとの先端のとがっている方をビーカーの内壁に触れさせます
その理由は、ろ液が途絶えることなく流れ落ち、ろ過速度を速くすることができるからです。

混合物の分離法まとめとして、「ろ過・蒸留・分留・再結晶・抽出・昇華法・クロマトグラフィー」の見分け方を学びたい方は混合物の分離法の見分け方まとめと練習問題を参照してください。

さいごに

ろ過が出題される大学は限られてきますが、基本的なことなので、ある程度記憶にとどめておくとよいです。

なお、僕がこれまで1000名以上の個別指導で、生徒の成績に向き合ってきた経験をもとにまとめた化学の勉強法も参考にしてもらえれば幸いです。

また、本記事をググってくださったときのように、参考書や問題集を解いていて質問が出たときに、いつでもスマホで質問対応してくれる塾はこれまでありませんでした。

しかし、2020年より駿台がこの課題を解決してくれるサービスmanaboを開始しました。今のところ塾業界ではいつでも質問対応できるのは駿台だけかと思います。塾や予備校を検討している方の参考になれば幸いです。

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