定比例の法則とは、「ある化合物を構成する成分元素の質量比は、その製法の如何を問わず、常に一定である。」というものです。本記事では、その具体例を解説します。受験で出題されるので、発見者プルーストもセットで覚えましょう。
ちなみに僕は10年以上にわたりプロとして個別指導で物理化学を教えてきました。
おかげさまで、個別指導で教えてきた生徒は1000名以上、東大京大国公立医学部合格実績は100名以上でして、目の前の生徒だけでなく、高校化学で困っている方の役に立てればと思い、これまでの経験をもとに化学の講義をまとめています。参考になれば幸いです。
定比例の法則とは
定比例の法則とは、「ある化合物を構成する成分元素の質量比は、その製法の如何を問わず、常に一定である。」というものです。
【例】
例えば、炭素を燃焼させてできる二酸化炭素も,動物の呼吸中に含まれる二酸化炭素も,炭素と酸素の質量比は3:8です。例えば、CO2が88gのときCは24g、Oは64gなので24:64 = 3:8です。CO2が132gのときCは36g、Oは96gなので36:64 = 3:8です。
製法がどんなものであろうと、二酸化炭素はC原子1個とO原子2個からなるCO2です。
そのため、原子量C = 12、O = 16から考えると定比例の法則が成り立つことが確認できます。
定比例の法則の発見者プルースト
定比例の法則の発見者はジョゼフ・ルイ・プルーストであり、発見した年は1799年です。組合せが出題されるので覚えておきましょう。覚え方は以下から。
さいごに
定比例の法則の内容を説明できるようにしておくと暗記がしやすいと思いますので、復習を心がけてください。
なお、僕がこれまで1000名以上の個別指導で、生徒の成績に向き合ってきた経験をもとにまとめた化学の勉強法も参考にしてもらえれば幸いです。
また、本記事をググってくださったときのように、参考書や問題集を解いていて質問が出たときに、いつでもスマホで質問対応してくれる塾はこれまでありませんでした。
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