【実験動画】昇華法とは、固体が直接気体になる変化(その逆の変化も含む)である昇華を利用して目的の固体を精製する方法です。本記事では「昇華法」の原理と方法を、ヨウ素の昇華の実験例をもとに解説します。
ちなみに僕は10年以上にわたりプロとして個別指導で物理化学を教えてきました。
おかげさまで、個別指導で教えてきた生徒は1000名以上、東大京大国公立医学部合格実績は100名以上でして、目の前の生徒だけでなく、高校化学で困っている方の役に立てればと思い、これまでの経験をもとに化学の講義をまとめています。参考になれば幸いです。
昇華法とは
固体が液体を経ずに直接気体になるような状態変化、またはその逆の状態変化を昇華といいます。
(例)ヨウ素,ドライアイス,ナフタレンなど
昇華法とは昇華し易さの違いを利用して、昇華性物質とそうでない物質を分離する方法です。
具体的には、混合物を加熱して昇華性の物質を気体にすれば分離できます。例えば、砂とヨウ素の混合物をビーカーに入れて加熱すると、砂は状態変化しませんが、ヨウ素は昇華し気体となるので、生じた気体を冷却すれば純粋なヨウ素の結晶(固体)が得られます。
さいごに
昇華法自体が出題されることはあまりありませんが、ヨウ素が昇華しやすいこと自体は頻出ですので、ぜひ覚えておきましょう。
なお、僕がこれまで1000名以上の個別指導で、生徒の成績に向き合ってきた経験をもとにまとめた化学の勉強法も参考にしてもらえれば幸いです。
また、本記事をググってくださったときのように、参考書や問題集を解いていて質問が出たときに、いつでもスマホで質問対応してくれる塾はこれまでありませんでした。
しかし、2020年より駿台がこの課題を解決してくれるサービスmanaboを開始しました。今のところ塾業界ではいつでも質問対応できるのは駿台だけかと思います。塾や予備校を検討している方の参考になれば幸いです。