スタディサプリって効果あるの??オンラインだし継続できるか不安…。塾なしでスタディサプリって大丈夫なのかな??
このような疑問に答えます。
本記事でわかること
僕は10年以上にわたりプロとして個別指導で物理化学を教えてきました。
おかげさまで、個別指導で教えてきた生徒は1000名以上、東大京大国公立医学部合格実績は100名以上でして、個別指導は特に生徒一人一人の成績と向き合うため、成績の上げ方、上がるタイプの生徒、上がらないタイプの生徒についてとことん研究してきました。
そこで、会員数150万人以上の圧倒的オンライン映像授業サービスの「スタディサプリ」について客観的に分析していきます。
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スタディサプリの特徴
スタディサプリはリクルート社が出している会員数150万人をこえる映像授業サービスで、スマホひとつで受けられる映像授業サービスとしては日本屈指のサービスです。
スタディサプリの授業・講師
百聞は一見に如かずということで、実際に坂田先生の化学の授業をご覧ください。
内容が「原子量」と、そもそもわかりづらい単元なので、講師の力量によっては、まったく生徒に伝わらないまま終わってしまう単元ですが、見事に解説されています。
他にも、ひたすら暗記単元の無機化学の講義など僕も実際に契約して視聴したことがあるのですが、坂田先生の授業が丁寧でわかりやすいということは保証します。
他にも著名な講師を揃えているので、そもそもこのレベルだと、わかりにくい先生はいないんじゃないかな、と思いますので、授業のわかりやすさなどはまず安心かと思います。
スタディサプリの講座
全教科の基礎レベルから応用レベルまではすべてそろっていて、共通テスト対策と、主要大学の志望校対策講座もあります。
たとえば現代社会や地学など、ふつうの塾・予備校だと受講生(教えられる講師も)が少なすぎて採算が取れないので開講されない場合がほとんどですが、その点も網羅されているのは強みですね。
逆に志望校対策講座はまだまだ充実していない印象で、この点に関しては2021年段階では大手予備校に軍配が上がるかな、と思います。
スタディサプリの料金
料金まとめ
なお、スタディサプリの教材については、無料ダウンロードが可能なので、自宅でダウンロードして印刷することができますが、製本されたテキストを購入することもできます。
テキストは1冊1,200円(税別)です。
合格特訓コースとは?
合格特訓コースでは生徒に対して専属のコーチが一人つきます。
コーチは、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、一橋大学、東京工業大学、上智大学、学習院大学、明治大学、中央大学、立教大学、法政大学、青山学院大学の現役大学生です。
サポート内容は、以下の3つです。
- 勉強に限らず受験などの質問ができる
- 学習スケジュールの作成
- 学習の進捗管理
ある程度のマニュアルはあると思うので、いつでも質問できる・学習スケジュールの作成をしてくれる・進捗管理は良いサービスだと思います。
そして、塾・予備校でもやってくれるところはほとんどありません。
ちなみに駿台と家庭教師のノーバスは例外的に手厚いので、気になる方は以下をぜひ。
こんなツイートもありますが、かなり属人的なサービスなので、担当になった大学生との相性次第だと思いますので、学習サポートが不安な方は一度体験してみるのはアリですね。
一括払いをしていても解約した月までしかかからず、残金も返金してもらえますので安心です。
スタディサプリの口コミ・評判
当サイトは高校生向けのサイトなので、高校生部門の口コミだけ抜粋しますね。
部活動をしていることもあり、試験前にしか纏まった時間をとって勉強できないことが多かったが、本講座を積極的に活用するようになり、空き時間を有効に活用して学習することができた。
https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55686.html
オンラインならではの強みですね。
やりたい課題を選んでやれる。塾や予備校では決められた順番に受講するが、スタディサプリは自分の苦手な分野を重点的にできる。
自主性に委ねられているので、怠けるとやらなくて終わる。教材は良いのだが、強制ではないのでやるかは各々次第。
https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55686.html
自分の弱点がはっきりしていればうまく活用できますが、それすらわかっていない生徒だと契約したことに満足してやらないという最悪のパターンもありますね。
予備校などの料金に比べると格段に安い。ただ、自己管理能力が問われる自宅での通信教育は、人により向き不向きがある。予備校などは、学習進度や計画の点での管理をしてもらえるところに料金が…と考えている。経済的には断然お得ではあるが、自己管理できない人には料金だけで選び、これ1本だけでは厳しいのかもしれない。補足的に使うという方法もあるのかもしれない。
学校の講義と併用することで、予習や復習に繰り返し使えた。また、映像なので早送りしたり、同じところをゆっくり繰り返し…などもいつの時間でも自分の都合で利用できるところが魅力。
https://www.jyukunavi.jp/hyouban/blist/k55686.html
僕が思う理想の使い方を代弁してくれてる…。
この口コミのことも踏まえて、僕が詳しく解説します。
デメリットから考える、失敗しないスタディサプリの使い方
まず、スタディサプリのデメリットを列挙します。
デメリットを踏まえることで、優位性のあるスタディサプリの使い方が可能となります。
スタディサプリのデメリット
- ベーシックコースだと質問ができない
- スマホを使用する場合、通知などで気が散る
- 問題演習がカバーできない
- 強制力がないため、自己管理が必要
質問ができない点は、合格特訓コースで解消できるので、弱めのデメリットです。
スマホを利用する場合は、LINEの通知などが入ると気になる人もいると思いますので、通知オフにするなどの工夫が必要ですね。
ここからが本題ですが、
まず「問題演習はカバーできない」
これは正直塾でも予備校でも一緒です。
成績が上がるためには、以下の3つの要素が必要です。
- 単元の理解
- 十分な問題演習量
- 放っておいたら忘れるので適度な復習
塾や予備校がサポートできるのは、基本的に1つめの「単元の理解」だけです。
残りの要素である問題演習は自分で問題集をたくさん解かないと無理ですし、復習も自分で計画的に進めるしかありません。
そして、この2つとも自己管理能力が求められる部分ですね。
僕がこれまで1000名以上個別指導をしてきたなかでは、自己管理能力と成績は一定の相関関係があると感じています。
つまり、成績がいい人ほど自己管理能力が高く、自ら問題を解き進めていったり、復習を定期的に行える人が多いということです。
では、これから成績をあげたい層(≒自己管理が苦手)の場合は、塾だと、いわゆる「面倒見のいい先生」が自習で生徒を残したり、呼び出すことで多少の解決をしてきた、という歴史があります。
そこで、僕が考えるスタディサプリの正しい使い方は以下の2つです。
塾や予備校などで主要教科を学習し、副教科をスタディサプリで学習
最もおすすめの方法です。
塾や予備校だとどうしても学費が高くなりますが、その分強制力があります。
このメリットは計り知れません。
勉強は本能的に避けたい人がほとんどだと思いますので、やらざるを得ない環境に身を置くということが最も成績に直結します。
そのため、特に重要な「英語」や「数学」などはあくまでも塾や予備校で取得し、
学費を抑えるために、社会や国語、理科などの副教科をスタディサプリで学習するという方法です。
これが最もコスパを高められる方法だと考えています。
今では、家庭教師のノーバス・Nettyや駿台のように、問題演習や復習などがしっかりと行えるよう学習管理サポートが充実した予備校や家庭教師もありますのでおすすめです。
スタディサプリの合格特訓コースで学習
学費や時間・距離的な都合で通塾が困難な方もいらっしゃると思います。
そういう方はスタディサプリの「合格特訓コース」で学習管理サポートをしてもらうというのも選択肢のひとつだと思います。
いずれにせよ問題演習は問題集でやろう
塾にしても予備校にしてもスタディサプリにしても、あくまで授業を提供するものであり、知識を入れる作業(インプット)でしかありません。
問題演習を通じたアウトプットを数多く繰り返さないと、真の学力はつきませんので、しっかりと問題集を通じて問題演習を行ってください。
その点を心得たうえであれば、スタディサプリは素晴らしいサービスだと思います。
気になった方は14日間無料でお試しできますのでまずは使ってみてください。